Facebook三田会運営委員会

代表ご挨拶

 《Facebook三田会5.0》

2011年、東日本大震災から数か月後、銀座「BRB」(*中央通り三菱UFJ銀行角を曲がった右側地下にあった頃)に、7人の塾員が集まり本会を結成した。Facebook日本語版サービス開始(2008年)から3年、震災後の絆を希求する心理的影響も加味してか!?Facebookユーザー数は増加の一途を辿る。本会員数も急上昇する中、参加資格を有さない申請も増加、入会審査担当者の苦労はボランティアの域を越えていた。行事会場はBRB、渋谷、大崎等を経て“聖地”日吉&三田の食堂でしばらく定着。閉店直前「つるのや」で開催した忘年会は異様な盛り上がり(笑)となったことは、参加者の記憶にも鮮明に刻印されているのではないだろうか。一方、加速度的に増殖する本会を「同心円」に相当数の分科会が創設された。振り返る10年は人間ドラマの宝庫であり、結集と離合の繰り返しであったかも知れない。

 

さて僕たちは否応なくポストコロナ時代のステージに立っている。

僕たちは常に線形の動きを期待してしまう。自然に対して自分たちの時間を押し付けることに慣れ、その逆には慣れていない。だから感染流行が、ある期間を経て終息し、日常が戻ってくることを要求する。コロナ前の日常が不意に、僕たちが所有する財産の中で最も神聖なものと化したわけだ。コロナ禍は、人間関係に分断、差別、偏見、猜疑心、孤独など多くのダメージをもたらした。そしてパンデミックが僕たちの文明をレントゲンにかけている。

現代はまさに、その真っ只中にいる。

 

そのような状況下、本会も新たな船出(5.0*5代目代表)となる。

当然ながら本会は法人格の組織ではなく、Facebook を基盤とした「緩い紐帯」である。

が、しかし。先述通り、歴代審査担当“不断の努力”で結成された「オーセンティックなコミュニティ」であることも再認識したい。ポストコロナ時代を激動期!と騒ぎ立て、時代の空気に激動の火をつけて増幅する巷間溢れるSNS 種族とは一線を画す。そのような言動は、時代のノイズでしかない。蜃気楼の先には何もないことを成熟した本会のメンバーは先刻承知。情報のデジタル化はメディアの“ファスト化”を促進した。本会は即効性を競うファストメディア集団ではなく、会員相互が集中度を高め共感・共振する「スローメディア」でありたいと願う。社会環境は引き続き、非接触型コミュニケーションの比率が高いと推測する。フェイクニュースに踊らされることなく、現象面の情報だけで判断せず、文脈を洞察し、論理を読み取り、美学を語り、哲学を愉しむ。そして会員固有の経験知がクロスしながら、一方で『リベラルアーツ』の理念が根底に流れる、そんな『ビレッジ』があってもよい!と夢想する。引き続き会員皆様のご助言を熱望しつつ。

会員皆様とウオール、たまにはリアルな空間でお会いできることを楽しみにしています。

 

文責:共同代表“年長組”柴田明彦(1983年法学部政治学科卒業)

 

Facebook三田会運営委員メンバー紹介

Facebook三田会は、有志によるボランティアで運営しています。皆さま円滑な交流運営のご協力をお願いいたします。

【ファウンダー】
松本 徳次郎

【共同代表・

ファウンダー】
柴田 明彦

【共同代表・

入会審査担当】
松本 壮平

【共同代表・

入会審査担当】
中澤 卓司 


【マナー担当】

山本 健

【会計担当】

高 敏晴

【地域交流担当】

藤井 太一

【顧問】
今井多恵子(弁護士)


Keiji Yasuda